フリーランサーについてfreelancersdayというサイトをもとに考えてみた

みなさんこんにちは。
今回は、今注目といいますか、増えてきているように感じるフリーランサーについてfreelancersdayというサイトをもとに考えてみました。
日本ではまだ人口的には多くないフリーランサーですが、アメリカでは大分、その地位を確立してきているようです。





参考サイト:http://www.internationalfreelancersday.com/2012report/


このページにあるレポートにはフリーランサーについて書かれてあり、僕にとってはとても有益なデータがグラフで視覚化してあり、わかりやすく説明してありました。
フリーランサーのなかでも、業種として多いのはデザイナーだそうです。

なぜフリーランスとして働くのか、その原因は、少なからずメリットがあるからだと思うのですが、そのことに関連した記事もありました。
それは、"フリーランサーであることで受ける事ができる恩恵"です。
フリーランサーであることで受けることができる恩恵でトップにランクインしたのは、「働く時間を柔軟に決めることができる」
という事でした。
同じく、フリーランサーになる理由として上げられていることも似たような項目であり、「もっと自由な時間を得たい、そしてスケジュールに柔軟性を持たせたい」という項目でした。
英語表記では
"to have more freedom and flexibility in my schedule"
です。 この両者が同じようにトップにランクインしていることから、フリーランサーになることで、雇用されているよりも自由な時間を得ることができると考え、それを実現している人が多いと考えることができるのかもしれません。
フリーランサーになることで得られる恩恵のひとつとして上位から三番目にランクしている項目も興味深いです。

その項目は「自分自身がボスであること」です。
英語では、
"Being my own boss"
です。 日本では以前として、新卒で会社に雇ってもらい、上司の指導のもと育ててもらうような形態が色濃く残っている気がします。
どちらが良いのか一概に述べることは自分自身できませんが、自由な時間をもっと多く得たいと考えたり、働く時間を好きに決めたいという考えを持つ人たちにとってはフリーランサーという職種は魅力的で彼らの思想にあっているのかもしれません。
実際により多くの時間を得ることができているか、という問いに対しては46.2%の割合が肯定的な返答をしていることを考えると、フリーランサーになったからといって、必ずしも自由に使える時間が増えるとは限らないようです。
また、フリーランサーと一言でいっても、その業種はフォトグラファーやライター、ウェブデザイナーなど様々です。
これらの業種によっても、時間に関して事情は異なるようです。
そのグラフもレポートに載っているので気になる方は見てみると理解が深まるかもしれません。

多くの自由時間を楽しめている業種は、上位からフォトグラファー、次にヴァーチャルアシスタントです。ヴァーチャルアシスタントとはどんな事をする人たちなのかよくわかりませんが、フォトグラファーは何となく、自由な時間を過ごせていそうな感じがします。
写真を撮ること自体がそもそも僕に取っては自由な時間という分類に入ります。フォトグラファーはそれを"仕事"としている人々なので、必ずしも彼らにとって写真を撮る事が自由な時間とイコールで結ばれるとは限りませんが、彼らのうちで"写真を撮る事=自由な時間"と言う風に考えている方ももしかしたらいるのではないでしょうか。

一方、あまり自由な時間を楽しめていない業種は、下位からソフトウェアディベロッパー、そしてITシステムサポートという業種のようです。
プログラミング系統の業種がそのようです。
その理由までは見当たりませんでしたが、どんな理由でそのような結果になったのか気になりました。
雇用されていた時と、自由時間は変わらないか、という問いに関して、フォトグラファーが「はい、変わりません」と答えた割合はなんと0%
やはりフォトグラファーはかなり自分の時間を楽しめているようです。


どの地域にフリーランサーが多いのかを明らかにする記事も見受けられました。
地域で最もフリーランサーが多い地域は、北米でその割合は77.6%を占めていることがグラフでわかります。
僕の住んでいるアジアはというと、5.4%でまだまだ低い割合です。
性別での割合は、かなりの率で女性が男性を上回っています。
自身、よくコーヒーを飲みに喫茶店に行くのですが、卓上でパソコンを開いている割合は、なるほど女性が多いように思います。

フリーランサーの平均的な賃金は、日本円で約2,000円から5,000円のレンジに落ち着くようです。
ある時期僕はスーパーのアルバイトをしていたのですが、深夜帯で約¥1,200くらいの時給でした。
それと比べるとかなりの高時給ではないかと思います。
日本のフリーランサー用の仕事を回してくれるサイトとして、Lancersやクラウドワークスといったサイトがありますが、おそらく何のスキルもない人がそれ程の時給の仕事を得ることはかなり困難だと思います。
400字で50円、といったようなタスク形式の仕事であればできるかもしれませんが、そればかりでは高時給を望むことはかなり困難です。
ある程度英語力のある人であれば、海外のアウトソーシングサイト、odeskなどにリンクしてどのような仕事があるか見てみるのもいいかもしれません。

何らかの分野の技術を得、自分が何をすることができるのかをクライアントに認識してもらうことが必要であると思われます。

フリーランサーになって幸せかという問いに対しては男女合わせて90%の割合で肯定的な回答が得られています。
面白いデータの一つに、フリーランサーになる前後で所得を比較しているデータがありました。
同じ分野でフリーランサーになってからの方が所得の向上を実現している人の割合は38.3%であり、この結果に関しては驚く要素は特に見受けられません。
しかし、雇用されていた時に携わっていた業種とは全く別の業種をフリーランサーとして行っている人で、以前よりも多くの報酬を得ているランサーの割合が28.6%と、3割近くあることは驚くべきデータだと思いました。
フリーになることによって、どの業種が多くの所得を得ることができるか、職種別でグラフ化してあるので、気になる方はレポートの37ページを見てみるといいと思います。
フリーランサーとして週に働く時間は、最も多いのが40時間でした。
雇用されて8時間労働だとしても週に40時間となるので、その点はそれほど変わらないのかな、と感じました。
21時間から30時間の割合が22%くらいだったので、これくらいであれば雇用されている時よりも自由な時間を過ごすことができそうです。

フリーで働く事は一見、良い事ばかりに思える気もしますが、やはり税金をどうするのか、保険や年金なども支払わなくてはならないので、福利厚生など考慮する点は結構多いように感じます。

フリーランサーとして稼ぐ事ができるようになるには、やはりスキル磨きは重要な要素となるでしょう。
先を見据えてコツコツと自分の興味のあることから腕磨きをしていけば、道は開けていくかもしれません。